更新: 初版作成
「主役はロールキャベツ」
イラストレーターで描いたオッペンハイマーの4コマ漫画ロールキャベツ男子って何だい?
一見草食系だけど実は肉食系な男子のことー
ほう…。だけど主役は確か「原爆の父」と呼ばれるすごい学者だったような…
映画「オッペンハイマー」は2024年3月29日(金)から日本でも公開が開始された
タイトルの「オッペンハイマー」というのは人名で、原子爆弾の生みの親とされる世界的に有名な物理学者の名だ。日本は世界で唯一原爆を投下された国で、2024年の今もなお被爆の記憶や苦しみと戦っている方々もいる。そんな日本でこの「オッペンハイマー」を上映するのは難しいのではないかと言われていたが、全米での上映開始から約8ヶ月後の2024年春、ついに日本でも上映が開始された。
そんなシリアスな映画なのに、キミの感想を聞くとその…ずいぶんとユルく感じるな
んー。なんか思ってたのと違ったんだよね。
今回は映画「オッペンハイマー」の鑑賞後レビューとともに、あらすじやキャストなどの作品概要も紹介していく。
ところでマスターは観ました?
はい。話題の作品ですし、興味がありましたので
じゃあ細かい解説はマスターにお願いしよっかな
優秀な物理学者だったオッペンハイマーが、その才能と研究内容を国に見込まれ、原子爆弾を完成させるまでと、戦後の葛藤を描いた伝記物語
学問は優秀だが他者への共感性や倫理観は乏しい青年オッペンハイマー。あまりの優秀さゆえかその性格ゆえか、一部の人間には激しく疎まれ、別の人間からは愛され評価され、やがて自分を評価して集まってくれる人々の中心となっていく。他人の感情を慮れないタイプっているよね。意識が自分に向きまくりっていうか
そして若くして大学教授となった彼は‥
宇宙物理学へ傾倒する過程で中性子や原子の性質についての研究を進めていくのだが、そこに目を付けたのがアメリカの軍事組織だった。オッペンハイマーは国が原子爆弾を開発するために企画された「マンハッタン計画」の主導者に任命されてしまうのだ。
ロシアとアメリカで原子爆弾の開発競争が激化していた背景もあり、半ば強引な抜擢でした
国から成果を急かされるプレッシャー
侵すべからざる領域の力を生む事への葛藤。家族や恋人とのしがらみ。
ライバルからの攻撃……。
映画「オッペンハイマー」は、そんな様々な人生の壁を前に、立ち止まったり暴走したりうずくまったり乗り越えたりする一人の男の人生を描いた物語だ。
原爆の脅威じゃなく、あくまでそれを生み出した人間の人生ドラマってことか
そんな感じ。日本の描写は全然ないし、原爆の恐怖については1分弱あるかな?ってくらい
主人公に共感できず、モヤっとする場面もちらほら。
主人公が基本的に自分本位かつメンタル弱めで、その弱さを女性に埋めてもらおうとしがち(しかもモラルに反する関係で)なので、正直あまり好きになれるタイプではない。そんな人間が自分に言い訳しつつも最終的に原子爆弾を完成させ、グダグダ言いつつも国には逆らえず納品し、日本に投下される結果となった。という話なので、その先の悲劇を幼い頃から学び、伝えられてきた身としては、なんとも言い難い気持ちになる作品だった。
とても人間らしい人間の半生を描いたドラマでしたね
優秀で傲慢で、でも気弱で誘惑に弱くって、ってねー
人類史を変える発明家も根は1人の弱い人間であるって感じか…
原爆のシーンは世界中の時間が一瞬止まる錯覚を覚える‥。
クリストファー・ノーランの本物へのこだわりは今回も恐ろしいほどだ。原爆を実際に爆発させて撮影したという原爆のシーンは、世界中の時間が止まったかのような衝撃的な映像で、過去感じたことのない感覚を受けるほどだった。人間がやってはいけないことを見てしまったような、そんな映像だった。もうこんな事ができる人は人類史上は最初で最後だろう(そう願っている)。
そして時間軸が激しく前後するので混乱することも…
現在と過去、そしてオッペンハイマー自身の心象風景が、かなり短いスパンでめまぐるしく切り替わる。おまけに割と似た年代の学者および軍人男性が数多く登場するので「これは誰だっけ?」「今はいつの話だ?」と時おり状況を見失うことがあった。ひと言でいうと難解な映画だ。
監督・脚本・製作 | クリストファー・ノーラン |
---|
キャスト | ||
---|---|---|
キャラクター | 役職・説明 | 俳優名 |
J・ロバート・オッペンハイマー | 主人公の物理学者 | キリアン・マーフィー |
キティ・オッペンハイマー | 主人公の妻で生物学者 | エミリー・ブラント |
フランク・オッペンハイマー | 主人公の弟で物理学者 | ディラン・アーノルド |
ルイス・ストローズ | アメリカ海軍少将 | ロバート・ダウニー・Jr. |
ジーン・タトロック | 主人公の恋人 | フローレンス・ピュー |
アーネスト・ローレンス | 主人公の友人で物理学者 | ジョシュ・ハートネット |
イジドール・ラビ | 主人公の友人で物理学者 | デヴィッド・クラムホルツ |
レズリー・グローヴス | アメリカ陸軍の工兵隊将校 | マット・デイモン |
ボリス・パッシュ | アメリカ陸軍の防諜部将校 | ケイシー・アフレック |
エンリコ・フェルミ | ローマの物理学者 | ダニー・デフェラーリ |
デヴィッド・L・ヒル | エンリコ・フェルミの助手 | ラミ・マレック |
ニールス・ボーア | デンマークの物理学者 | ケネス・ブラナー |
ヴァネヴァー・ブッシュ | 米国科学研究開発局のトップ | マシュー・モディーン |
ハーコン・シュヴァリエ | 主人公の友人でフランス文学教授 | ジェファーソン・ホール |
エドワード・テラー | マンハッタン計画参加の物理学者 | ベニー・サフディ |
ハリー・S・トルーマン | アメリカ合衆国大統領 | ゲイリー・オールドマン |
知った名前がずいぶんあるなあ
豪華キャストの実力派揃いですよね
オッペンハイマーは難解かつ複雑な気持ちになる映画だが一見の価値あり。ただし劇場で
なんとこの映画、180分ある。長い。それにダイナミックかつ緻密な映像も、小さな画面では全ての魅力が伝わらないかもしれない。なのでできるかぎり映画館の、それもImax上映での鑑賞をおすすめする。原子爆弾という人の手に余る兵器を生み出してしまった存在がどのような人間だったかを、ご自身の目と心で感じてみていただきたい。
話題性の高い作品なのでGW後もしばらく上映しているでしょうね
ロングランだよね
タイトル | オッペンハイマー |
---|---|
監督・脚本・製作 | クリストファー・ノーラン |
全米公開日 | 2023年7月21日(金) |
日本公開日 | 2024年3月29日(金) |
公式HP | オッペンハイマー公式サイト |
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