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りんごの神話
花の美しさで人々を魅了し、そして蜜たっぷりの真っ赤な果実で、様々な国の歴史や神話において重要な役割を果たすりんご。
最も有名なのは旧約聖書に登場する、 アダムとイヴが食べたという 禁断の果実、善悪の知識の実だろう。これが具体的にどの果物だったかは 明確には判明していないが、 一説にはアプリコットとも、 黄金のりんごだったとも言われている。
実は地中海にあるキプロス島では、アプリコットの事を金のりんごって呼んでたんですって。
アプリコットの実は、小さなりんごそっくりですものね。
同じバラ科の仲間だし、アプリコットとアップルって名前もちょっと似てるわよね。
他に有名なのはギリシャ神話だ。
ここには「不和のりんご」が登場する。乱暴者な性格が災いして、 神々の結婚式に招かれなかった女神エリスが、 「一番美しい女神へ」と言って、 結婚式の席に1つのりんごを置いていったのだ。
美しさに絶対の自信をもつ3人の女神は、 「それは私の物!」と争い始めた。
美の女神アフロディーテ、 天界の女王で、ゼウスの妻でもあるヘラ、 そしてゼウスから生まれた守護神アテナである。
その決定権を委ねられてしまったゼウスは、 「これは誰を選んだとしても、 残りの2人にものすごく恨まれてしまう…」と、 近くで羊飼いをしていたパリスに丸投げした。
パリス、とんだ災難である。
しかしパリスは自分に正直で恐れ知らずだった。
女神たちはパリスの元に押しかけ、 「自分を選んでくれたらこんなご褒美をあげる」と、 それぞれ報酬を提示しだしたのだが、 その中で「人類ナンバーワン美女を妻にあげる」 と言ったアフロディーテにりんごを渡したのだ。
これが有名な「パリスの審判」だ。
この結婚がきっかけでトロイア戦争が起こり、 ギリシャは長い戦乱の歴史に突入する。
不和の女神エリスの思うつぼの展開になったのだ。
美女たちに取り合われる罪深き私たち…
美しさは争いをも生んでしまうのね