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更新: メニューバー追加
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※上から順に読むのがおすすめだけど、ここから好きな情報にショートカットできるよ。

ネバネバで栄養たっぷりと言われる野菜モロヘイヤ。
日本の食卓ではあまり馴染みがないかもしれないが、その栄養価の高さは無視できない。
モロヘイヤってそんなにすごいんですか?

おうよ!モロヘイヤさんと明日葉さんが、青菜界の2大英雄だからな!
モロヘイヤ。
いかにも外国から来たらしい名前をしているが、どこから来たのだろうか。そして馴染みがうすいせいか、ネットで検索してみると「毒」「注意」など心配になる関連ワードが出てくる。 モロヘイヤには本当に毒があるのだろうか。食べるとしたら安全性や栄養はどんなものなのだろうか。今回はモロヘイヤの気になる栄養、成分、身体への効果、毒の有無、それに美味しい食べ方まですべて解説していく。 これを読めばモロヘイヤの扱い方が分かって、モロヘイヤを美味しく食べられるようになるだろう。

モロヘイヤのすごさ、オレが日本中に分からせてみせる。
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お前の知識じゃムリだな。オレに任せて引っ込んでろ。
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バチバチ!
ところで、この争っている青年たちは小松菜とほうれん草。
宿命のライバルである彼らは日々勝負に明け暮れているのだが……※彼らの前回のストーリーが読みたい方は「明日葉」の記事へ!

ふたりとも、もう「はっぱクッキング」が始まる時間です!
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!!

モロヘイヤの目次一覧 | |
---|---|
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![]() | モロヘイヤの日本史 |
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モロヘイヤとは
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ちょっとネバネバした葉物野菜
日本では1980年に本格栽培がスタートした、エジプト出身のちょっとネバネバした葉物野菜。
モロヘイヤさんは日本では日が浅いが、エジプトでは3000年以上前から食べられていたんだ
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おい。王の野菜と呼ばれていた高貴な存在だという事を説明し忘れてるぞ

フン。当然伝えるつもりだったさ
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バチバチ

兄貴たちの旬は冬だけど、モロヘイヤさんは夏が旬なんですよね?
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その通りだ。モロヘイヤさんはエジプト出身だからな
エジプトは沖縄よりも南の赤道に近い国。モロヘイヤさんは灼熱のヒーローさ

か…かっこいい
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しかもモロヘイヤさんのβカロテン量は100g中10,000μg超えだ
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それってオレの5倍です…!
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10,000超えは主要な野菜の中で2人だけだからな

ううっ。やっぱりモロヘイヤさんはヒーローです
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おまけにビタミンB群、C、E、Kも豊富だ
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わわわ…。すごすぎです

最盛期は8月という夏が旬の野菜だが、常夏の島沖縄では1年中採れる
しかし国内生産量1位は群馬県ゆえに、出荷が増えるのはやはり夏だ。ネバネバする葉物野菜ということで、扱いが難しそうに感じるのと、まだまだ歴史の浅い野菜ゆえに手に取る機会が少ない人も多いと思うが、モロヘイヤも「王様」と呼ばれる野菜の1つだ。

βカロテン含有量が100g中10,000μgを超える数少ない野菜の1つ。

さらにビタミンB群、C、E、Kと他のビタミン類も豊富で非の打ち所がない。

「王様」と呼ばれる野菜、モロヘイヤ
天使の名を持つ不死身のスター、明日葉。野菜の王、食物の父など数々の異名を持つアルファルファと並ぶ、栄養価バツグン野菜の1つなのである。
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詳細

沖縄で1年中作られているが、実は群馬が産地ナンバーワンで、全国の1/4以上の量を生産している
おまけに北海道でも育つ。南の方以外だと暑い季節限定にはなるが、 それでも全国で育つことができるのだ。

キュウリの花によく似た、5枚の花弁がキュートな小さな黄色い花を咲かせる。
花言葉は「健康回復」ストレートで元気いっぱいだ。
しかし種にストロファンチジンという毒が含まれている
食べると心不全を起こす危険があるので、 種や、種を包むさやは食べないようにしよう。
スーパーなどで売られているモロヘイヤは、 新しい種ができるより前の状態なので 洗って茹でて食べるのに問題はない。

群馬県でモロヘイヤ栽培が始まったのは1980年だ。

はじまりは、たった1人のアラビア語学者の情熱だ。

えっ?農家の人じゃなくて外国語の先生ですか?

興味あるなら詳しく話してやるよ。オレはモロヘイヤに詳しいからな。

フン。お前が間違ったら、すぐさま訂正してやるよ。

バチバチ!!
モロヘイヤの日本史

日本でモロヘイヤが知られるようになったのは20世紀の終盤、けっこう最近のことだ

アラビア語学者の飯森嘉助さんがエジプト留学中にモロヘイヤに出会い、モロヘイヤに惚れ込み、なんとモロヘイヤの種1tを輸入!
1980年にモロヘイヤ普及協会を立ち上げたのが始まりだ。葉物野菜に冬~春が旬のものが多い中、 夏に元気な葉物ということで、 全国で栽培する農家が広がっていった。

なかでも群馬県、特に太田市は、元々盛んだった養蚕の道具が使えるのと、夏の暑さがモロヘイヤに適しており、栽培農家が増えていったという
たった1人の情熱から始まり、 全国に野菜を根付かせたのだ。飯森 嘉助さんは1937年生まれ。 モロヘイヤ普及協会を立ち上げたのは 43歳の時ということになる。 何かを始めるのに遅すぎることはない。 そんなことを教わった感じがする。

わわわ。本当に、たった1人の学者さんが群馬にモロヘイヤを広めたんですね。
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ああ。「新健康野菜モロヘイヤ」という本も出版されている。
残念ながら2012年にお亡くなりになったが、生前は「モロヘイヤ事始」というサイトも運営していた。

飯森教授さんは、モロヘイヤが大好きだったんですね。
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エジプト留学中にモロヘイヤのスープに出会い、感銘を受けたそうだ。
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それで1tもモロヘイヤを輸入しちゃうなんてすごいです!
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飯森教授の情熱と、群馬県の養蚕の歴史が、群馬にモロヘイヤを根付かせたんだぜ。

小松菜のアニキの、江戸野菜にかける情熱と一緒ですね。
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おう!そうだぜ!
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‥‥
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モロヘイヤの世界史

古代エジプトやインドで栽培されていた。

次はオレのターンだ。モロヘイヤの世界史を説明してやる。
それに、モロヘイヤの歴史を語るには外せない、マハラタについてもな。

もちろんお前が説明をミスったら、すかさずツッコんでやるよ。

バチバチ!!

重病の王様がモロヘイヤのスープで すっかり回復したことで、 王の野菜(ムルキーヤ)と呼ばれ、 それがモロヘイヤの語源になったそうだ

クレオパトラも愛食していて、エジプトにはモロヘイヤ専用包丁も昔から存在している
その名もマハラタ。扇形の刃の左右に取っ手が付いていて、 トコトコみじん切りするのに向いている。 モロヘイヤを手でおさえず済んで、 ネバネバの葉をキレイにみじん切りにできる。 ちなみにこれ、 イタリアのメッツァルーナと同じ形だ。 メッツァルーナもマハラタと同じく、 ハーブをみじん切りにする包丁だ。 なぜエジプトとイタリアで、 おそろいの包丁を持っているのか。 恐らくだが、 イタリア半島に住んでいたエトルリア人が エジプトから持ち帰ったのでは…。 筆者はそう思っている。 彼らは海の民と呼ばれていて、 紀元前1100年前後のラムセス王朝時代に、 よくエジプトを襲っていたそうだ。 しかし襲いながらもエジプトの文化に関心し、 色々と持ち帰っていたという。 その中にマハラタが混じっていても なんら不思議ではない。 なにせモロヘイヤは、 王族が好んで食べていた薬草なのだ。 それを調理する珍しい道具…。 筆者が海の民だったら 間違いなく持って帰って見せびらかす。

今より3000年以上前から、モロヘイヤはエジプトで栽培されていたんだ。
そして大切な食材だったがゆえに、専用の包丁も生み出されていた。

それがマハラタなんですね。

そうだ。両方に持ち手が付いた、珍しい形の包丁だ。

珍しいうえ、王族の食事に使う包丁だから、他民族に狙われたんだろ。
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イタリア半島に当時暮らしていたエルトリア人…通称「海の民」にな。
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海賊みたいな人たちなんでしょうか…。
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3000年前の世界は、どこも土地や資源を奪ったり奪われたりしてたからな。

奪われてイタリアの地に渡ったマハラタは、やがてメッツァルーナと名を変え、ハーブを刻むのに使われだした。
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マハラタとメッツァルーナ…。
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ほんとにそっくりです!同じに見えます。

そういうことだ。
歴史こぼれ話

クレオパトラの美容食
誰よりも美と若さを本気で追及していたクレオパトラ。そんな彼女が愛し、ずっと食べていた食材をまとめてみた。1日に3回体重を計ってプロポーションと美肌を維持し続けていたという彼女に認められたモロヘイヤが、いかにすごいかが分かるだろう。
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クレオパトラは、傾国の美女と言われるエジプトの女王だ。
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正確にはクレオパトラ7世だけどな。

バチバチバチ

そのすごい女王がモロヘイヤをたくさん食べていたんですね。

そうだ。クレオパトラはとにかく誰よりも美容と健康に時間と金をかけていた。
そのクレオパトラに選ばれるという事は、美容食の頂点に選ばれたと言っていい。

あわわ…すごいです。

だろう?だから、他にどんな食材が選ばれていたか見る事で、モロヘイヤのすごさも浮彫りになるんだ。
①真珠
真珠が食べ物!?と驚くが、真珠には良質なカルシウムや海のミネラル、それに複数のアミノ酸が含まれているのだ
クレオパトラは食事の時、真珠を濃いめのお酢で溶かしたものを愛飲していたという。
②お酢
真珠を溶かすために使ったものだが、お酢は発酵食品でありアミノ酸の宝庫
なのでお酢自体も大事な美容成分として飲んでいた。
③オリーブオイル
オリーブオイルは抗酸化作用が非常に強い
オレイン酸という脂肪酸が豊富なため、食べ物にかけるだけではなく、全身に塗りこめて美肌を保っていたそうだ。
④デーツ
ヤシ科の果物でドライフルーツにして食べることが多い、とても甘い果実だ
鉄分、カルシウム、食物繊維それに亜鉛が豊富で、生殖機能を含めた内面の機能強化に役立つ果物である。
⑤ミード
蜂蜜を発酵させたお酒
蜂蜜が原料の発酵食品なため、蜂蜜の栄養が吸収しやすい状態で豊富に含まれている。
⑥モロヘイヤ
そして美肌と健康の友モロヘイヤ
良質で新鮮なモロヘイヤで豊富なβカロテンとビタミンCを毎日補給していたならば、確かに若さと健康をずっと保っていたことだろう。
真珠って食べ物なんですか?

一般的には宝石だがな。
日本でも真珠の産地の三重県では真珠を細かく砕いた食用パウダーが売ってるぜ。

パウダーを練りこんだキャンディも土産用に売ってたな。

どんな味か気になります。

色や形は真珠っぽく作られてるが、真珠の味ってのはしなかったな。
食いたいなら今度、三重に連れてってやるよ。

わあい!嬉しいです。

(昔の小松菜は、外国から来た野菜は絶対認めないヤツだった筈だが…)
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栄養

カロリーは100gで38kcal
販売している一束は大体100gで、 1本は10g前後のものが多い。なので1本分で4kcal弱といった感じだ。

モロヘイヤの凄いところは、βカロテンとカルシウムの多さだ。
βカロテンがにんじんより多い。カルシウムは魚のしらすより多い。
モロヘイヤのβカロテンは100g中10,000μgだ。

いちまん!?

にんじんですら6,900μgだから、そのすごさが分かるだろう。

わわ、わわわ…。6,900μgだってものすごいのに。それ以上だなんて…。

カルシウムは260mg。これは牛乳の2倍でもある。

モロヘイヤは本当に野菜の王様なんですね。

カリウムとリンもモリモリに入っている
そしてネバネバの主要成分はペクチンだ。
ペクチンは水溶性の食物繊維の一種で、 コレステロールの吸収を抑えてくれる。

また便秘解消にも効果がある。

ネバネバ効果で食べれば自ずと体内の粘膜が保護される、 胃に優しく、鼻づまりに困る人の味方だ。

抗腫瘍効果もあり、体内にできた腫瘍が大きくなるのを防いでくれる。

ビタミンB群、C、E、Kも豊富で…
さらにネバネバ成分も含んでいて、まさに死角なしの王だ。

不死身の明日葉さんとコンビを組むだけあるぜ。

…やっぱりお前、もう外国野菜への偏見はないみたいだな。

うるせえ!真の実力者は認めるってだけだ。てめえは認めてねえからな!

ほう。ならチンゲン菜も認めてないってことか?

…そいつはオレの弟分だからいいんだよ。

アニキはやさしいアニキです!

名前 | イメージ | 効果 |
---|---|---|
βカロテン | ![]() |
体内でビタミンAに変換される。 髪や肌、粘膜を丈夫にする。 体の免疫力を高める。 |
ビタミンB1 | ![]() |
肌、粘膜を丈夫にする。 糖分をエネルギーに変える。 |
ビタミンB2 | ![]() |
肌、粘膜を丈夫にする。 |
ナイアシン | ![]() |
皮膚や粘膜を健康に保つ。 |
パントテン酸 | ![]() |
肌や粘膜を健康に保つ。 |
ビタミンB6 | ![]() |
筋肉や血液の材料になる。 皮膚や粘膜を健康に保つ。 |
ビタミンK | ![]() |
骨や血管の材料になる。 |
ビタミンC | ![]() |
疲れをとってくれたり、風邪の予防になる。肌を綺麗にする。 |
ビタミンE | ![]() |
抗酸化作用で体を若く保つ。 |
カルシウム | ![]() |
骨や歯の材料になる。 |
マグネシウム | ![]() |
血をサラサラにする。 |
カリウム | ![]() |
余分な塩分を体外に出す。 |
リン | ![]() |
骨や歯の材料になる。 筋肉や脳の栄養になる。 |
ペクチン | ![]() |
腸の調子を整える。 血行を良くする。 腫瘍が大きくなるのを抑える。 |
食物繊維 | ![]() |
便秘の改善に役立つ。 |

花粉症や冬の鼻づまり、ハウスダストに苦しむ人、それに乾燥しがちなオフィスで働く人にもモロヘイヤは頼りになる存在だ

いっぱい食べたらすごく健康になりそうです。

その通りだぜ。ほら、この通りだ。
どんな人におすすめ?

健康になりたいすべての人へ
とにかく野菜で摂りたい成分がほぼ入っている。全ての人に食べてほしい野菜の王様だ。

エジプトの王族もクレオパトラも、美容と健康を保つために常食していたのは、その効果のほどを実感していたからだろう。
医療技術が発達していない時代には、 まさに不老長寿の薬のような 存在だったかもしれない。もちろん現代でもその効果は健在だ。

ねばねばやβカロテンは粘膜を丈夫にして、肌のうるおいを保ってくれる。

さらに目・鼻・喉のトラブルを解消してくれて、花粉症や他のアレルギー症状を抑えてくれる。

ビタミンCもEも美白や美肌を叶えつつ、風邪の予防をして健康を保ってくれる。

食物繊維で腸の調子も良くしてくれる。

カルシウムやマグネシウム、それにリンは骨や歯を丈夫にして血行もよくしてくれる。
それら全ての栄養が豊富に入っているのだから万能という言葉以外見つからないのだ。
モロヘイヤは若さや美貌だけじゃなく、健康を保つ野菜なんだ。

骨も肌も内臓も、ぜんぶ丈夫にしてくれるんですね。
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選び方と食べ方

・葉っぱの緑が濃いものを選ぶ。
・葉っぱがくたっとしていないものを選ぶ。
・茎が細いものを選ぶ。
・茎の切り口が黒くなっていないものを選ぶ。
モロヘイヤは採ってからはあまり長持ちしない
買ったら2日くらいで食べきろう。
葉野菜はどれも、収穫したら早めに食べた方がいい。

花が枯れるのと一緒で、葉っぱも根っこがないと弱っちゃいますもんね。

切り口が変色してきたら傷んだ合図だ。葉がしおれるのもな。

傷んだら、黒い部分は切って捨てて、残りはよく熱を通して食べるんだな。
モロヘイヤの食べ方

スープに入れるのが美味しい
スープにとろみがつくのだ。葉っぱは生でも食べられるため、 よく洗ってサラダで食べることも可能だ。

エジプトに倣ってみじん切りにしてもち麦ゴハンや納豆に乗せて食べるのも、ネバネバがマッチして美味しい

本場エジプトのモロヘイヤスープ、飲んでみたいです。

日本でも食べられる店があるから、あとで教えてやるよ。

ありがとうございます!

自分で作る場合は、やはりマハラタを手に入れるのがいい。
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マハラタが欲しいとき

モロヘイヤ専門包丁マハラタ
日本国内では「マハラタ」という名前では売っていない。 以下の名称で検索して購入しよう。ミンチングナイフ
ハーブチョッパー
メッツァルーナ
ハーブカッター
多くがイタリアやドイツのブランドの物で、 メッツァルーナとして売っているのがほとんどだ。
しかし元々メッツァルーナが マハラタからの派生調理具なのと、 形もほぼ同じというほど酷似しているので、 モロヘイヤを刻むのに全く問題ないだろう。 (詳細は「モロヘイヤの世界史」の項目を読もう)
刃が平行に2枚付いたもの、小型のもの、 刃のカーブが緩やかなものなど様々あるので、 上記4つのキーワードで検索して 好みのモロヘイヤ包丁を手に入れよう。
ただ、刃が鋭すぎるモノではなく、 すり潰せるような鈍い刃のほうが、 モロヘイヤを美味しく調理できる。

おいチンゲン菜。お前はまだ子供だから、1人で刃物は使うなよ?

はい!約束します。アニキやオトナの誰かといるときに使います。
横幅約13cmという小さめの刃が 平行に2つ付いていて、 刃のカーブと同じカーブで丸くくぼんだ、 アカシアの木のまな板がセットになっている。
くぼみにモロヘイヤを乗せて、トコトコ刻もう。

ほら。おススメはこれだ。サイズも小さめだから使いやすかろう。

あ、ありがとうございます。

別に。オレは小松菜は気に入らないが、お前が嫌いなワケではないからな。
マハラタで刻んだモロヘイヤ
東京メトロ日比谷線の六本木駅近くにある、ネフェルティティ東京 西麻布店で、マハラタで刻んだモロヘイヤのスープが提供されている
モロヘイヤのスープの他にも 伝統的なエジプトやアラブ料理の他、 レバノンのビールや、 ココナッツやデーツを原料にした、 アラックという中東の蒸留酒も楽しめるので、 エジプト旅行気分で味わいに行くと良いだろう。ちなみに現地エジプトのモロヘイヤスープは、 ごはんにかけるように 濃い味だったりドロッとしていて、 ほぼカレーみたいに 食べられるものが多いとのこと。

ほら。ここが日本でモロヘイヤのスープが食べられる店だ。

ちゃんとマハラタを使って刻んでるんですね。
(3人で行きたいっていったら、小松菜のアニキ、許してくれるかな…)
モロヘイヤヌードル
モロヘイヤを練りこんだ麺は、全国各地でたくさん作られている
実はモロヘイヤは日本全国で、 麺のグッドパートナーになりつつあるのだ。◆モロヘイヤうどん
庄内たがわ農協の庄内もろへいやうどん
博多こがね食品のモロヘイヤうどん。宮城県大郷町のもろへいやめん。
兵庫県上郡町薬草研究会の円心モロどん。
なお、庄内たがわ農協からは、 「もろへいやひやむぎ」も出ている。
◆モロヘイヤそば
山梨県忍野八海の忍野もろへいやそば
こちらはもろへいやを練りこんだ生蕎麦だ。忍野の蕎麦は大体全て美味しいので、 これも間違いないだろう。水がとても良いのだ。
◆モロヘイヤヌードル ◆モロヘイヤパスタ
ハーモニーライフインターナショナル (Harmony Life International Co., Ltd.)という、オーガニック食品の輸入代理店で、モロヘイヤの乾麺が販売されている
有機栽培のモロヘイヤを練りこんだ、 細ちぢれ麺とパスタ麺だ。無着色で防腐剤、化学調味料も無添加。 モスグリーンな健康麺である。
まだ食べていない麺ばかりなので、 実食したらレビューを追加していきたい。
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色んな麺になってるんですね。
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乾燥させて粉末にすれば、ほとんどの物が麺に練り込めるからな。
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それなら、さっき教えてもらった真珠の粉も…
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そりゃできるだろうが、たぶん味は特にしないぞ。
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粉末モロヘイヤ
簡単にスープや炒め物が作れる、カットされたり粉末にした状態のモロヘイヤは、国産から輸入品までけっこう種類が揃っている
原料屋の有機JASモロヘイヤ(島根産)
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島根県で有機栽培されたモロヘイヤの粉末
原材料は島根県産のモロヘイヤのみ。原料屋という名にふさわしい、潔い商品だ。
単純に乾燥させて水分を取り除いたモロヘイヤを 砕いて粉にしただけの商品である。
「青汁」として販売しているので、 水に溶かして飲む方法が説明されているが、 クッキーやケーキの生地に練りこんだり、 オムレツに入れたりハンバーグに混ぜたり、 とにかく何にでもモロヘイヤをINできる。
料理が面倒な人は¥納豆、ヨーグルトに、 小さじ1杯くらい混ぜて食べてもいいだろう。
βカロテンを簡単に補給できる優れものだ。
この他にもたくさんの国産モロヘイヤは 粉末にされて色々な会社から販売されているので、 好みの都道府県で探してみるのもおすすめだ。
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青汁ってケールが原料かと思ってました。
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緑の葉の緑黄色野菜を粉にして溶かしたものなら、なんでも青汁って言うんだよ。
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特に有名なのはケールと明日葉を原料にしたものだけどな。
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モロ平野
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モロへいや…ダジャレである
しかし、ついに実在の存在になった。兵庫県上郡町金出地に 2021年5月18日に開園したのだ。
モロ平野は株式会社青粒という兵庫県の会社が、 千葉テレビの「ナイツのHIT商品会議室」 という番組に出演し、 その番組内でナイツのメンバーに 付けてもらった名前だ。
この地では1980年代から モロヘイヤが作られてきたが、 さらに良質なモロヘイヤづくりに専念するために、 モロヘイヤ専用農場として 「モロ平野」を開園したのである。
社名の「青粒」はモロヘイヤの錠剤のことだ。
モロヘイヤを粉にして、圧縮して粒にしている。
100%添加物なしのモロヘイヤの粒、 それが青粒だ。
元々海外産のモロヘイヤで製造し続けているが、 これからはモロ平野で採れた国産青粒も どんどん作られていくことだろう。
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楽しそうな場所です!
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今は特に遊ぶところのないモロヘイヤ畑だが、緑がキレイで空気は美味いぞ。
名言
国を支配しているのは男。 その男たちを支配しているのは私。
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クレオパトラさんも強そうです。
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で?勝負はどっちの勝ちだったんだ?
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…あっ!勝負の事、とちゅうで忘れてました!
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そんな予感はしていたがな。
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でも安心してください!今から決勝戦です!
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!!?
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これでモロヘイヤ〇×クイズです!
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(なんでそんなモン持ち歩いてたんだ…)
4コマ漫画
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結果は10対9。今日の勝負は小松菜のアニキの勝利です!
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よっしゃ!
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くそっ。初歩的なミスリードで一問逃すとは……
(だが、小松菜がこれほど外国野菜に深く理解を示しているとはな)
~サウナにつづく~
淡色野菜
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登場キャラクター紹介
イメージ | 名前 | 紹介 |
---|---|---|
![]() | モロヘイヤ | 最強青菜の一員として名を連ねるモロヘイヤ。 クッキング教室の講師を務めており、ファミリー層からの人気がすごい。 粘り強いファイトが売りで、明日葉と共に人々の健康を陰から支えている。 |
![]() | 明日葉 | 最強青菜の一員として名を連ねる明日葉。 クッキング教室の講師を務めており、栄養価の高いメニューが大人気。 島国出身で体1つでのし上がってきた生き様は、少年たちの憧れの的。 |
![]() | リンゴたち | 根っから自信に満ち溢れたリンゴたち。 姉妹というわけではなく、みんな仲の良い親友同士。 月に1,2度グラスを片手に、それぞれの美しさゆえの罪にため息を吐く。 |
![]() | バナナさん | 実はセレブな生まれのエクアドルバナナ。 下町のにぎやかな雰囲気に魅了され、理想の平屋に引っ越した。 思い立ったらすぐの行動派。 |
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間違い探しクイズ
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7つ全部みつけられるかな?
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
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