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トマトの目次一覧 | |
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トマトとは | |
詳細 | |
まずはミニトマトを知ろう | |
ミニトマトとは | |
栄養 | |
どんな人におすすめ | |
いろんな色のトマト | |
選び方 | |
食べ方 | |
今日のいい言葉 | |
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まちがい探し |
トマトとは
野菜かフルーツか迷ってしまう真っ赤な果実だが、れっきとした緑黄色野菜の仲間、野菜だ。
とはいえ、実はトマトは緑黄色野菜としては 補欠合格の野菜である。緑黄色野菜を名乗ることができるのは、βカロテンが100g中600μg以上あるのが条件なのに、トマトは残念ながら540μgしか含んでいないのだ。
そんなわけで、非常に 色鮮やかな見た目にも関わらず、 本来なら淡色野菜に分類される筈だったトマト。それを救済したのが、 緑黄色野菜の補欠ラインだ。
「βカロテンがちょっと足りなくても、一度にたくさん食べられる野菜ならOK!」
そういう基準のことである。トマトは丸ごとかじって 2~3個一気にいけるので、 大量のβカロテンを摂れる 野菜として認められたのだ。
その中でも特に注目したいのがミニトマト。
なんと普通の大きさのトマトの2倍近い栄養を、 小さなボディに秘めたスペシャルフードなのだ。↑目次へ戻る
詳細
ミニトマト、というかトマト全般は、ナス科ナス属の植物だ。
トマトはナスの仲間なのである。 言われてみるとなんとなく印象が似ている。成人男性の背丈くらいに伸びた茎の先に、ぶら下がるようにして実がなる。
かたや鮮やかでツヤツヤした赤。かたや鮮やかでツヤツヤした赤紫。 ちょっと兄弟みたいだ。 ついでにいうとピーマンとトウガラシもナス科。 そして何故かじゃがいももナス科だ。 トマトの仲間はバラエティに富んでいる。 そしてミニトマトはトマトの子供時代ではなく、 小さいままで完熟するトマトの品種の1つだ。
1円玉と同じくらいの直径の、とても小さいトマトから、100円玉、500円玉、ピンポン球、テニスボール。
もっと大きなトマトまで、 トマトには様々な大きさの品種が存在する。花言葉は「完成美」だ。
自然のモノとは思えない鮮やかな赤。艶やかに丸い、美しい形。 瑞々しく、栄養たっぷりで、 そのままかぶりつける。 甘く、すっぱく、さわやかでジューシー。 見た目も成分も完璧な自然の贈り物。 それがトマトだ。 他に「感謝」という花言葉も存在するが、 これも人類から自然への 感謝の気持ちが込められている。 トマトは自然界から送られた 女神のような存在なのだ。
なおミニトマトの日本の生産量トップは熊本県。
次いで北海道、そして愛知県と続く。ついでに言うと、プチじゃない トマトも3位までは同じ順位だ。 南と北にトップ2が分かれているのが面白い。 トマトは日差しを浴びるのが好きという以外は、 気候をあまり選ばず育てやすい植物なのだ。 とはいえ、あまりにも暑すぎるのは実は苦手なため、 熊本県では真夏はあまりトマトを作れない。 そこでバトンタッチするように、 真夏は北海度でトマト栽培が盛んになるのだ。 暑い夏が似合いそうな印象のトマトが、 実は猛暑が苦手というのは ちょっと意外で面白い話である。
世界では断トツトップで中国が2位に3倍以上差をつけている。
2位はインド、3位はアメリカだ。なんとなくトマトというと イタリアンという印象だったのだが、 そのイタリアは7位だ。
中国のトマトは、主に加工品として世界に輸出されている。
缶詰のトマトや、トマトジュース、 それにトマトペースト。さらにケチャップに使われている トマトもそうだ。 トマト加工品の輸出については、 イタリア産も同じくらい 日本国内に輸出されてきている。
トマトの加工品はほかにも ハヤシライスのルーや、 ドライトマト、ゼリーや トマトピューレなど様々なので、 お店で見かけたら原産国を見てみよう。
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まずはミニトマトを知ろう!
小さくて丸くてかわいくて、生のまま一口で食べられるミニトマト。
切らないでいいので、 パックのまま洗って おやつ感覚でパクパク食べられる。サラダバーにあると嬉しくて、 ついたくさん取ってしまう。 最近はコンビニにもよく置いてあるので、 手軽に緑黄色野菜を摂りたい人の味方だ。
ミニトマトとは
重さが5~30gくらいのトマトの総称だ。
それより大きいものは ふつうにトマトと呼ばれる。ミニにしては大きいような… でも普通のトマトより小さいような… というトマトもよく見かけるが、 あれはミディアムトマトなどと 呼ばれていたりする。
そしてミニトマトだけでも世界に何十種類も存在し、赤だけでなく紫、黄色、緑など色の種類もカラフルだ。
日本で登場し始めたのは なんと昭和50年以降。歴史も若い、新参野菜なのだ。 旬は初夏だが一年中採れる。 暖かくなりはじめの頃が美味しい。
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栄養
なんと大きなトマトより栄養価が高い。
特にβカロテンは2倍近く多い。ビタミンCは2倍以上多い。 小さいけれど力持ちだ。 なおカロリーは100gで29kcal。 とはいえよく見るミニトマトで 1個10gくらい。 どんなにおおきくても1個30gなので 1粒あたりは3kcal~10kcal未満だ。
名前 | イメージ | 効果 |
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リコピン | 抗酸化作用が強く、体の免疫力を上げてくれる。 | βカロテン | 体内でビタミンAに変換される。 髪や肌、粘膜を丈夫にする。 体の免疫力を高める。 |
ビタミンB1 | 肌、粘膜を丈夫にする。 糖分をエネルギーに変える。 | |
ビタミンB2 | 肌、粘膜を丈夫にする。 | |
ビタミンB6 | 筋肉や血液の材料になる。 皮膚や粘膜を健康に保つ。 | |
ビタミンC | 疲れをとってくれたり、風邪の予防になる。 | |
ビタミンE | 抗酸化作用で体を若く保つ。 | |
パントテン酸 | 肌や粘膜を健康に保つ。 | |
ビオチン | 肌、爪、髪の健康を保つ。 | |
カリウム | 余分な塩分を体外に出す。 | |
葉酸 | 血液の材料になる。 | |
食物繊維 | 便秘の改善に役立つ。 |
リコピンは赤色の色素で、βカロテンと同じく カロテノイドの一種だ。
トマトといえばリコピン。抗酸化作用で老化に抗うために、 ミニトマトをもりもり食べたい。 しかし生のトマトが手に入らないときは、 トマトジュースで代用しておくのも悪くない。
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どんな人におすすめ?
◆美肌になりたい人
リコピンとビタミンB6が肌を丈夫にしてくれて、 ビタミンCがシミやそばかすができるのを防いで 美白を叶えてくれる。
ビタミンB6と、それに葉酸が血液の材料になって 健康できれいな血液を作ってくれるので、 血色がよく健康的な肌色に見せる効果も期待できる。見た目の若さや、健康的な美しさを保ちたい人には とても効果の高い野菜なのだ。
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いろんな色のトマト
色 | 色の成分 | 効果 |
---|---|---|
赤いトマト | リコピン | 抗酸化作用が高い。粘膜を丈夫にする。 |
黄色いトマト | ルチン | 血管を強くする。血液をサラサラにする |
紫色のトマト | アントシアニン | 目の疲れを取る。 |
緑色のトマト | クロロフィル | 抗酸化作用と抗炎症効果が高い。 |
真っ赤な色がトマトの代表色ではあるものの、 最近は他の色のトマトも よく見かけるようになった。
そしてそれぞれの色素には、別々の栄養がある。 お店で買うときの参考にしよう。↑目次へ戻る
美味しいミニトマトの選び方
・色が濃いものを選ぶ
・見た目ツヤツヤなものを選ぶ
・ヘタが変色していないものを選ぶ
・傷や割れ目がないものを選ぶ
ミニトマトが古くなると
ヘタがしおれて黒くなってくる。
緑のヘタのついた、
傷のないミニトマトを選ぼう。
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ミニトマトの食べ方
生でどんどん食べよう。
しかし実は油と一緒に摂った方が リコピンの吸収力が上がる。なのでオリーブオイルをかけたり、 アヒージョにして食べるとなお良しだ。 ミニトマト… オリーブオイル… モッツァレラ… +バジル カプレーゼの完成だ!
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4コマ漫画
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間違い探しクイズ
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