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「白菜の栄養」カタログ
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白菜の目次 | |
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白菜の栄養 | |
白菜のカロリー | |
白菜と鍋 | |
白菜の選び方 | |
白菜の花言葉 | |
白菜の生産地 | |
白菜の歴史 | |
御嶽はくさい | |
野崎白菜 | |
白菜とは | |
今日のいい言葉 | |
4コマ漫画 |
白菜の栄養
白菜は、全体の95%が水分。
どれだけ食べても太らなそうな野菜だ。白菜の栄養一覧
栄養 | イメージ | 効果 |
---|---|---|
ビタミンB1 | ブドウ糖をエネルギーに変えてくれる。 | |
ビタミンB2 | 肌や粘膜を健康に保つ | |
ビタミンC | 疲れをとってくれたり、風邪から守る。 | |
ビタミンB6 | 筋肉や血をつくるのを助ける。 | |
ビタミンE | 細胞の老化を防ぐ。悪玉コレステロールを減らす。 | |
ビタミンK | 骨や血管の健康を保つ | |
カリウム | 摂りすぎた塩分を出す。 | |
カルシウム | 骨や歯の材料になる。 | |
マグネシウム | 血圧を下げる。 | |
食物繊維 | お通じを改善する |
たくさん食べて問題ない白菜。
鍋に入れてどんどん食べたい。↑目次へ戻る
白菜のカロリー
白菜は、100gあたり14Kcal。
白菜1玉の大きさは900~1500gくらい。そして1000g(1kg)で141キロカロリーだ。
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白菜と鍋
鍋の常連、白菜。
自宅で、居酒屋で、ひと冬の間に1度は鍋を囲む機会があるのではないだろうか。そして鍋と聞いて連想される野菜は白菜! という人も少なくないだろう。
実際、味の染みた白菜は美味しいし、 しょうゆベース、塩ベース、味噌ベース 豆乳、キムチ、クリーム…何でも合う。 鍋野菜の印象があまりに強いために、 白菜は冬の食べ物だと思われている節があるが、 実は1年中出回っており、夏でも食べられる。 しかし1玉が大きい。 数回に分けて使うのに なるべく新鮮なものを選びたい。
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白菜の選び方
まるごと1玉買う場合
・持ってみて重い方を選ぶ・上の方が閉じているものを選ぶ
・外側の葉っぱが付いたままの場合は、葉っぱが黄色くなっていないものを選ぶ
・
カットされた白菜を買う場合
・断面が平らなものを選ぶ(収穫後も成長するので、古いほど盛り上がってくる)・葉が詰まっているのもを選ぶ
・内側の葉が黄色いものを選ぶ(古くなると青くなってくる)
・芯が短いものを選ぶ(短い方が甘い)
黒い斑点があっても食べるのに問題はないが、 これは白菜にストレスがかかるとできるので 少ないほうが元気な白菜ということになる。
白菜のストレスの要因
・肥料のやりすぎ・採ってから長い間保存しすぎた
・雨が多すぎた
・寒すぎた
・隣の白菜たちとくっつき過ぎた
白菜は外の葉も芯も全部食べられるが、 気になる場合は一番外側の葉と、 芯の根本だけ取り除くと良い。 なお保存するときはラップやジップロックで しっかり密封するとよい。 むき出しだと乾燥していってしまう。
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白菜の花言葉
花はアブラナ科だけあって菜の花そっくりで、白菜を収穫せずに育て続けると、白菜の中央がどんどん伸びてきて、やがて黄色い花が咲く。
そして花が咲いてからも食べられるので、 お浸しにして食べる地方もあるという。花言葉は「固い約束」。
これは白菜の野菜としての姿に由来している。葉っぱたちが互いに結束するように身を寄せ合って、 1つの大きな塊になっているところが、 しっかりと約束を交わし合っているように見える。 その姿から花言葉がついたというわけだ。
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白菜の生産地
白菜界では茨城県と長野県が首位争いを繰り返している。
この2県だけで全国の約50%の生産量をまかなっており、 ほぼ25%ずつを生産しているのだ。3位以降はみんな2~4%くらいで10都道府県ほどが連なり、 毎年順位が入れ替わっている。 白菜は全国で育てやすい野菜なのだ。
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御嶽はくさい
夏に採れる白菜で有名な品種がある。
長野県木曽郡の木曽の高原野菜の1つで、旬は7月~10月。 本当に真夏が旬な、ちょっと珍しい白菜である。 高原の朝露と激しい寒暖差が実を引き締め、 そして苗植えではなく種を直まきして育てることで、 根が1m以上深く地中に伸びて、 ミネラルたっぷりの水をよく吸って育つのだそうだ。 結果としてギュッと実がしまった、 甘くて美味しい白菜が採れるのである。 その美味しさで、京都では毎年トップセールスを誇り、 「御嶽はくさい」の名を冠したお漬物が大人気だ 出荷時も、まだ日の昇りきらない早朝に収穫を始め、 朝露が付いたまま輸送することで、 白菜の温度を上げずストレスをかけずに運び出す。 だからとっても美味しいのだ。 白菜の浅漬けは夏に食欲がないときでも、 瑞々しさと芯の部分の軽快な歯ざわりで箸が進む。 それにペチュキムチと呼ばれる白菜キムチも 季節を問わずご飯やお酒が進む料理だ。
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野崎白菜
白菜の結球を日本で初めて成功させたのは愛知県名古屋市に住んでいた野崎 徳四郎さん。
彼の名を継いだ名古屋のブランド白菜が野崎白菜。誕生からずっと品種改良が続けられており、 特に野崎白菜2号と野崎白菜123は優良種として有名だ。 日本第一号の白菜ゆえに地元で大変愛されており、 「はくちゃんClub」という野菜研究会が存在し、 毎年「野崎白菜はくちゃん祭り」を開催している。 第一回は2012年に開催され、2021年でついに10回目! なお「はくちゃん」というのは、 このクラブから誕生したゆるキャラで、 黄色いリボンと赤いオーバーオールを身に着けた白菜のこと。 野崎白菜をより広く知ってもらうため、活動を続けている。 はくちゃん祭りの開催期間は毎年11月末~2月末。 愛知県内のたくさんのお店が参加して、 白菜マルシェ、白菜メニューのデリバリーなど 白菜づくしな美味しい料理が多数楽しめるイベントだ。
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白菜の歴史
アブラナ科は仲間が多いので、白菜の祖先がどこから出たかはハッキリしていないが、チンゲン菜の品種改良の過程で生まれたと言われている。
しかし、今のように球になったのは17世紀以降で、 中国を清という国が統一していた頃のことだ。そして日本へは、明治時代になってからやってきた。 1875年に開催された、東京博覧会。 ここに清から、3株の白菜が展示品としてやってきて、 そのうち2株をおみやげとしてもらうことになったのだ。 しかし白菜をもらったはいいものの、 いくら育ててみてもなかなか球になってくれず、 ようやく球状になる白菜をしっかり作れるようになったのは、 もらってからぴったり10年後の1895年。 愛知県の野崎 徳四郎さんの手による成功だった。 キャベツも育て方を間違えると球にならないというが、 自然の野菜を球にするのは、たいへん難しいことなのだ。
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白菜とは
白菜は、アブラナ科アブラナ属の植物だ。
小松菜にチンゲン菜、水菜、 野沢菜や京菜、そしてケールなどの青菜。そしてブロッコリーやカリフラワー、 さらにカブもアブラナ属だ。 アブラナ属には仲間が多いのだ。 さらにアブラナ科の別属野菜も加えると、 大根なども仲間に加わってくる。 旬はおなべの季節、冬だ。 浅漬けなども美味しいのだが、 やはり白菜というとお鍋を思い出す。 しかし冬しか採れない訳ではない。 意外と白菜は1年中採れるのだ。 なので、食べたくなったらすぐ手に入る。
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今日のいい言葉
自然に触れることによって「思い通りに扱えない」ことを学ぶ。
安藤忠雄↑目次へ戻る